伊勢→浜松→岐阜とゴーイング・マイ・ウェイなツアー(文字通り"巡礼")を続ける彼らが
今宵行きついた先は おなじみクラブメトロ
客席はカーペットに座布団の"メトロ大學"仕様で
今日は聴くモードなのかな? といったたたずまい
舞台も畳敷きの座敷に楽器がゴロゴロ並べられ
そこをブラックライトで照らすという 一風変わった趣を見せていました
客は年齢層やや高め?だったのでしょうか
"巡礼ジャージ"着た気合いの入った客を想像していたせいもあり
場は予想よりも大人しい雰囲気が漂っていました
今日ライブを観てあらためて思ったのですが
ASA-CHANG&巡礼って最近のcorneliusと通ずるものがある気がするんです
音と言葉がほとんど同義で 数学的な音感で音(言葉)遊びをしているところや
(例えばASA-CHANG&巡礼"十二拍子" cornelius"GUM")
無駄を最大限削ぎ落としたミニマルな音に少しコミカルなコラージュを忍ばせるあたり
特にそう思います
ただASA-CHANG&巡礼の場合 民族楽器などで生音をとっかえひっかえ演奏する分
もう少し土や汗のにおいがしたり
歌詞に人としての感情をより意図的に反映させているところはあるのかな?
とも思います
正直に言うと会場はASA-CHANGのキャラクターの意に反して静かだったのですが
(MCでもそのあたりを何度もぼそぼそと・・・)
それでも代表曲"花"や
新作の表題曲"影の無いヒト"は 聴きほれるくらい素晴らしい演奏でした
(特に後者での ASA-CHANGが口にシンバル加えながらの熱演は素晴らしかった!)
アンコールはやや"24時間テレビ"的空気を客席が半ば義務感にかられ醸し出していたのが
とても可笑しかったのですが
(・・・というか ASA-CHANG自身がやらせておいて笑ってるし!)
まあ 御愛嬌ということで