2009年12月8日火曜日

Anna Karina「La Religieuse」







ジャック・リヴェットの演出的意図を感じます。


この作品を観ると、

自由とは、

他の誰でもなく自分自身が"自由だ"と実感したときのみ獲得できるものではないか?

と考えてしまいます。

ただ同時に、

自分がいつどんなときに自由を実感することが出来るか?を予測することの難しさを、

思い知らされる気がしてしまうのも事実です。

そこにこの作品の魅力を感じます。


アンナ・カリーナが激しく情熱をぶつけた演技で、

ゴダール映画とは違う顔をのぞかせてくれている点も、

ファンとしてはかなり見どころです。