ヤン・シュヴァンクマイエルの新作「LUNACY」を鑑賞。
観終わった後 しばらく身動きがとれないくらい
圧倒されてしまった。
秩序と無秩序いう相反する二者を提示して
そのどちらにも本来の自由は存在しない という
救いの無さがこの映画のとても恐ろしいところだ。
ヤンは冒頭で
「これはホラー映画です」と
語りかける。
とは言っても幽霊が出て来るわけではない。
たとえるなら”精神的ホラー”とでも呼ぼうか。
まだこの映画を冷静に解釈して
文章にまとめるだけの余裕が無い。
それくらい衝撃的だったからだ。
1500円近くする高いパンフレット(というか本)を
衝動買いした。
これを何度も読み返して
もう少し考えをまとめてみたいと思う。
オススメの映画と言うよりは 観るべき映画。