季節はずれの風鈴が鳴り響く中
整理番号「69番」という
ファンにとってはある種プラチナチケットを
握り締めながら 開演を待つ。
風鈴とフランク・シナトラなどのムード歌謡が
奇妙な一体感をなすBGMは
何故か遠い夏を思わせる趣。
時計が午後7時を過ぎた頃
会場が暗転し
「THE FIRST QUESTION AWARDのテーマ」などを
コラージュしたSEが鳴り響く。
会場は一気に活気づいた。
お約束の「こ・ん・ば・ん・は」(ご当地バージョン)で
笑いを誘う。
そして 幕が上がった。
全員おそろいの白シャツ。
そして全員黒髪!金髪女性ドラマーのあらきさんまで!
序盤の「Breezin'」~「Wataridori」~「GUM」という
セットリストはSSTV「中目黒テレビ」で見たのと
同じであった。「Wataridori」はCDで聴くよりも
ギターの音が全面に出ていて
GROOVISIONSの映像に躍動感を与えていた。
「GUM」のギターソロがカッコイイ。
演奏後に思わず「小山田くん若い!」という
ファンの声が漏れる。(メンバー苦笑い。)
そもそも「~くん」付けで呼ぶ人に対して
「若い!」という実際は若くない人に使う形容詞を
付ける事は矛盾しているわけだが
小山田くんを評するには極めて的を得た言葉だと思う。
Kahimi Karieさんもそうだが
音楽的にはものすごく成長しているにもかかわらず
見た目は何故あんなに若いのか?
「38になりました(笑)」と小山田くんはさらっと
答えていたが こんな38歳なかなかいないかも。
LIVEの詳細を記述しようと思ったのだが
まだツアーは続行中でこれから見る人も多いので
ネタバレしないように書かないことにする。
僕はcorneliusのツアーは国内に関しては皆勤賞だが
今回のツアーがいちばん充実していたと思う。
APEやアニエスのボーダーを着ていた頃のファンにも
楽しめる内容だった。
(ごく少数でむしろ逆だとは思うが)
一部「point」以降のCorneliusはつまらないと言う人は
是非生で見て聴いて欲しい。
考えを間違いなく改めるであろう。