2007年3月7日水曜日

cornelius 2007/3/4 金沢Eight Hall

季節はずれの風鈴が鳴り響く中

整理番号「69番」という

ファンにとってはある種プラチナチケットを

握り締めながら 開演を待つ。

風鈴とフランク・シナトラなどのムード歌謡が

奇妙な一体感をなすBGMは

何故か遠い夏を思わせる趣。


時計が午後7時を過ぎた頃

会場が暗転し

「THE FIRST QUESTION AWARDのテーマ」などを

コラージュしたSEが鳴り響く。

会場は一気に活気づいた。

お約束の「こ・ん・ば・ん・は」(ご当地バージョン)で

笑いを誘う。


そして 幕が上がった。


全員おそろいの白シャツ。

そして全員黒髪!金髪女性ドラマーのあらきさんまで!


序盤の「Breezin'」~「Wataridori」~「GUM」という

セットリストはSSTV「中目黒テレビ」で見たのと

同じであった。「Wataridori」はCDで聴くよりも

ギターの音が全面に出ていて

GROOVISIONSの映像に躍動感を与えていた。

「GUM」のギターソロがカッコイイ。

演奏後に思わず「小山田くん若い!」という

ファンの声が漏れる。(メンバー苦笑い。)

そもそも「~くん」付けで呼ぶ人に対して

「若い!」という実際は若くない人に使う形容詞を

付ける事は矛盾しているわけだが

小山田くんを評するには極めて的を得た言葉だと思う。

Kahimi Karieさんもそうだが

音楽的にはものすごく成長しているにもかかわらず

見た目は何故あんなに若いのか?

「38になりました(笑)」と小山田くんはさらっと

答えていたが こんな38歳なかなかいないかも。


LIVEの詳細を記述しようと思ったのだが

まだツアーは続行中でこれから見る人も多いので

ネタバレしないように書かないことにする。


僕はcorneliusのツアーは国内に関しては皆勤賞だが

今回のツアーがいちばん充実していたと思う。

APEやアニエスのボーダーを着ていた頃のファンにも

楽しめる内容だった。

(ごく少数でむしろ逆だとは思うが)

一部「point」以降のCorneliusはつまらないと言う人は

是非生で見て聴いて欲しい。

考えを間違いなく改めるであろう。