2006年12月27日水曜日

「サムサッカー」

マイク・ミルズは
最も尊敬するクリエイターの一人だ。
x-girlの広告を見たとき
もはや広告とポップ・アートに
境界線は無いと思うくらい
衝撃を受けた。
その後も彼のアート・ワークを
追いかけ続け
後に一緒に仕事をさせてもらうことになった
これまた大好きなデザイン集団の
PAT DETECTIVEが
最も尊敬するグラフィック・デザイナーに
マイク・ミルズの名を挙げたときは
とても嬉しかったのを覚えている。

だが いくつかの短編映像は手掛けたものの
映画は初監督ということで
観るまでは正直不安だった。
観てガッカリしたらどうしよう・・・と。

予想外にも まっとうな映画。
映像にこだわるというよりも
むしろストーリー中心の仕事をしていた。

前半は引っ込み思案な主人公が
精神薬で酩酊して饒舌になる様を
コミカルに描いていたが
見所は後半で
主人公がマリファナを常飲し
家族がバランスを崩すように
バラバラになってしまう状態から
徐々に結束を深めていく筋書きに
惹き込まれていった。
主人公の一番の理解者である
キアヌ・リーブス演じる歯科医が
ストーリー展開を暗示する役目を
果たしているのも見所だった。

主人公は指をくわえる癖があるのだが
そういえば自分の幼い頃の癖は
いつの間に無くなったのだろうと
ふと思った。